クモ然草

最初は鬱憤書き綴るだけだった。途中で飽きた。じゃあこれからはひたすら雑記にしよう。そんなクモさんのクモさんによる誰かのための怪文書版徒然草

初日〜宛て無(アテナ)にダメージカットなんて物は無い〜

そういや最初に謝んなきゃいけないことありましたね、、、団員の皆、古戦場本戦走らなくてごめんな!精神的にも余裕なさすぎたんだ!準備もあったし!

 

ここに至るまでの経緯や心境なんかは決行編までで書ききったので、ここからは普通に日記にしようかなと思います。

普段の自分にやらせると三日坊主確定なのですが、今は書きたい事も時間も無限にある身、今もどう書いてやろうかワクワクしてます。

 

とりあえず追跡してきそうな連中とは完全に連絡を断ぁち切って、とりあえずは昼くらいからパチンコ打ってました。

 

馬鹿じゃねぇの?と思った事だと思います。僕も客観的に見たらそう思いますもん。

ですが違うのです。何が違うのかイマイチ分かりませんが、違うのです。

ここ数日、何故かパチンコ打ちたくなる(それも我慢できないレベルで)のはなんでだ?とそこそこ考えてました。しかし結論は出てなかったのですが、ここに来て漸く理由がわかったのです。

失踪をキメた、キメてやったと自分を褒めたところで、漫然とした不安は消えません。これからどうするのかと言う不安、会社とかがどう動くのかわからない未知への恐怖、心配してるであろう家族への罪悪感。こんな事しといて説得力ねーですが根は真面目でまともな人間(だと思う)の私はそれらを一切合切捨て切るのは難しいのです。実際車を走らせながら、休憩を取りながらもそれらのストレスで様子がおかしいのは明白でした。ストレスが身体で感じ取れるって本当なんですね、このまま続けば多分ストレス性の何かになるのは自明の理。

 

それをパチンコが払拭したのです。

パチンコって凄いんですよ。目の前の台はめっちゃチカチカするしバタバタするし、しかもうるさい。うるさいに関してはもはや店全体の騒音が共鳴して音の暴力ですし、ついでに言えば隣に座ってきたおっさんのタバコの煙がくっさい。

悪性の情報がこれでもかとばかりになだれ込んでくるので、実はパチンコ打ってる間って余計なこととか他に起因するストレスを考えてる余裕が無くなるんですよ

結果的にこれがストレスの軽減に繋がります、悪性の情報が悪性の情報を吹き飛ばし洗い流す。まさかの毒を以て毒を制する。

正直、ギャンブル依存症になる人の気持ちがわかりました。実際現実逃避にパチンコ打ってる人多いんじゃないかなぁと思います。

ただ、それで負けて銭を失うんじゃこの生活やってる以上は本末転倒、7千円勝ちました。

多分閉店まで粘ってればもっと稼げたのかなって台ですが僕はパチプロじゃないので疲れたらやめます。あと、1ぱち専門です。怖いもん。

よく稼いでるパチプロって楽して稼いでるイメージあったけど、実際は店選びやら台選びやらで苦労して、いい台見つけたら閉店までひたすら回すってので、結構な重労働なんだなぁと感じましたね。少なくとも私が本格的にそれやったら喘息超悪化するか腰が爆発するかのどっちかだと思います。ので、私は好きな時にふらっと打つようにします。なんだか旅打ち企画みたいになってんなお前な。

 

そんなこんなで夜になり、私は昼を抜いた分夜を食べました。これからの生活、僕はなるべくなら昼を抜く2食生活にしようと思ってます。それで夜はちゃんと食べて一日の平均食費を1500程度にできたらな、と考えてるのです。

初日はなんとなく、放浪生活定番(ここ失礼)のラーメンにしました。

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温かい食事は命のガソリンです。腹が満たされるとともに大丈夫だな、と思いましたもん。

 

あとは友人と連絡を取ります。このブログを見てもらって現状置かれてる状況を把握してもらってます。皆温かい言葉をくれて自分的には「俺みたいなクズに…!そんな言葉っ…!感謝…!圧倒的感謝…!」って感じでした。その頃には喋りながら笑って冗談を飛ばす余裕も出て来てたので、多分ここが本調子に戻った瞬間なのだと思います。

そうして喋りながら山道を走り、夜の寝床を見つけたところで12時前には寝ました。ゼクト号を共にしてるので基本的には車中泊という手段を取れるのは明確に強みですね。勿論時にはネットカフェとかホテルも使うつもりありますけど。

これ書いてる今が2日目なのですが、2日目のことは今夜か明日の朝にしようと思います。まだ俺は何も始めてないので。

社会で最も不名誉な逃走迷走メビウスループ〜決行編〜

準備編からの続きとなります。

そんなこんなで夜は明け、木曜日です。

いつもより早めに起き、早めに出る必要があると言って早めに出ました。これは万が一の為です。

万が一普段よりも早く社長が出勤して来て、発覚した場合普段出る時間よりも早くに電話をされては全てがお釈迦になるからです。

よく失踪した人が実は引き止めて欲しかったって話を聞きますが、私の場合はもう失踪するぜ、って決めてたので引き止めて貰っちゃ困るのでした。というか、退職届まで置いて逃げようとしたのが先に発覚したらそれはそれで何が待ってることやら怖すぎてちびります。ただでさえヤクザの事務所みたいな会社だってのに…ああ怖い(実際は違います。上の方の見た目だけです)

いつもと変わらない風に出勤を装い家を出た私は、自分の車…普段おちゃらけゼクト号なんて呼んでる車に乗り込み、会社とは逆方向の道を走り始めました。

普段から旅行に行けば車中泊することも多く、時には仕事から帰る事叶わず駐車場で落ちてしまう事多数。そんな時その居住性の高さで何度も助けられて来たゼクト号を、私は移動する脚、そして家にしようと言うのです。

エコノミークラス症候群とか腰がやばいので、普段とは違い後部座席で寝るつもりですが。

程よく時間を稼ぎつつ隣の隣、また隣町に着いた辺りで親にライン。失踪宣言書を見つけてもらい事態を発覚、もとい爆弾を起爆しましたら。当然引き止めるメッセージの多数。自分の場合まず父親が母と折り合い悪くなった末に中途半端に自分勝手に出て行ってる上、愚弟もあんま多くを語りませんがアレofアレなので、大分母には心労を掛けるなぁと罪悪感は湧きましたが、それはそれ、これはこれ。仕事から逃げてええか?と最初に相談した時に悩みながらも一蹴したの忘れねーからな、それ遠因だぞと心を鬼にして勇気のブロック。迷惑かけてる側が心を鬼にするとかマジ畜生だなと思いますがこの生活を最低2週間、可能なら1月はやるつもりなのであんま引き止められても困るのでやはりここはブロックです。

でも定期的に現況ってか生存報告と変わった事聞かないといけないので時折ブロック解除するつもりです。そこはしっかりしてないけどしっかりしてるのでした。

ちなみに親に連絡するよりも早く連絡した存在がいます。タコです。失礼しました、団員の海産物みたいな名前の人です。書き置き残したりしてるから予定通りなら自分は一般家出者であって捜索願い出されても警察はまともに捜査はしないだろうと考えてますが、万一交友関係を洗い出した場合というものを考えました。実は親は僕の友人にほとんどたどり着けないです。というのも、独自のあだ名で友達を呼び、本名も教えず連絡先やら住んでるとこも教えてないからです。そんな中可能性として大学経由で繋がりそう且つ密に連絡とってるのはそいつしか居ないという理由でした。

7時半過ぎ、電話しました。彼も定職がないので寝てました。雑に要件を伝えました。後で聞いたら変な夢かと思ったそうです。そりゃそうです、私だって起き抜けにそんな話されたら普通は夢見たかな?って疑います。

そんなこんなで私の失踪生活が幕を開けたのでした。

社会で最も不名誉な逃走迷走メビウスループ〜準備編〜

前回からの続きです。

かくして私は社会的にも倫理的にかなり最低な手で現状から逃げる事を決めたのですが、その瞬間少しだけ考えました。

考えたと言っても逃走の中止をではありません。それを考えるのはもう数日だけ先です。

とりあえず頭によぎったのは、「何が必要になり、それを揃えるのに何日かかる?」でした

そう、カッとなって逃走を決めた割に思考は極めて冷静だったのです。真に冷静なら、この行動のデメリットも正しく算出して中止を提言できたと思うので、多分熱すぎて一周回って冷たく感じたんだと思います。

それで月曜の夜、家の布団にくるまりながら何が必要で何をしておくべきでそれには何日を要するか(=いつ出るか)を入念に考えておりました。何せ実際に行動を起こせば後戻りは即ち失敗、忘れ物を取りに戻るなんて可愛らしい行動は絶対に取れません。つーか、数日でそれやったらいよいよ私は首を吊ると思います、、、恥ずかしいもん。

そうして必要な物などを決めたら、次は実際に準備期間です。

火曜日、朝一で会社に風邪で休むと伝えました。勿論仮病です。

必要な物を揃えるためにとりあえず…昼までパチンコ打ってました。エヴァ打って5千円勝ちでした。

普段パチンコ打たないのになんか打ちたくなったんですね。その時は首を傾げてましたが、今日理由がわかりました。あとで書きます。

昼からはユニクロで安めの服を買い、銀行からは引き降ろせるだけ金を引き落としました。しめて現金にして30万。借金苦で逃げるわけでもなく踏み倒す気もないので返済はちゃんとする都合、実際に動かせる金は見た目よりもそこそこ少ないかなと思い、念の為に切り札を用意しました。可能なら絶対に使いたく無い切り札、手詰まりになりにくくするために手詰まりを早めるジョーカー、無人契約機でカード作るアレです。あんま言いたくないけど3社作っときました。契約するだけで引き下ろさなきゃデメリットないからセーフ。は詭弁ですね。

その日は夕方ごろ早めに帰って何食わぬ顔で飯食って寝ました。なかなか寝付けない上に悪夢を見たような気がします。

水曜日、引き続き仮病で休みました。2日連続で休むことをあまり良しとしない上司から小言を言われましたが、いつも通りの謝り口調の割に心は少し躍っていました。ちなみに会社の携帯持ってたので、火曜水曜とお構いなく電話はかかってくるし、こっちが体調悪い(大嘘)から休んでると言ってもお構いなしにあれはどうなってる、これはなんでこうなんだと怒鳴られます。こういう業界だから嫌いになったのです。確認したら間に合ってなかった納期、あらゆる問い合わせに対する回答を木曜に収束させました。今日の事です。多分てんやわんやになってるってかなったとは思いますが、最早知ったこっちゃないです。

で、水曜日なんとか有給取った私は…昼までパチンコ打ってました。千円負けでした。まぁだいぶ取り返してはいたので良いかなと。この時点でなんで打ちたくなったんだ…?と考えてました。

その後、所謂書類集めです。多分要らないとは思うけど、もしかしたら、ひょっとしたらどこかで腰を落ち着けてアルバイトでもするかもしれない。そうなったら何処かのアパートでも借りなきゃいけない。そんな失踪者特有の思考をしてました。ので、多分そういう時に必要になる住民票の写し、貰っときました。学生時代アルバイト先に提出するのに免許持ってなかったから身分証の用意が妙に面倒な覚えがありましたが、今や免許見せるだけなので意外と簡単なんだなぁと感心したり。

その後、ある意味前日の大一番、会社に退職届ぶち込む段です。

これに関しては朝一くらいで発覚してくれないと困るので、21時過ぎて会社から人が居なくなるのを待ち、鍵を開けて社長の机の上に封筒置いて、私物とか必要そうなものを回収して、机の中に最早私のものではない携帯をそっと忍ばせてから会社の鍵を閉めて鍵を外付けのポストに放り込んで帰りました。

実際のところ発覚後会社でどうなったか、実家に連絡行ったのかなど不明点は多いのですがぶっちゃけ好き好んで詳しく聞きたい内容でもなく、不必要に連絡取りたい立場でもないので今のところ聞かないようにしてます。そのうち親のラインをブロック解除して聞いてみようとは思ってますがねぇ…大体想像はつくような、つかないような。

かくして、余所見運転でうっかり轢き殺してしまった死体を山に埋めたかのような心境を胸に遅めに帰った私は晩飯を食べるわけです。食べながら、あー当分もしくは一生俺は家の飯食えなくなるんだなぁと思ったらちょっと涙腺に来そうになりましたが、そこは我慢です。いつも通りを装うのに必死でした。ここ数日ずっとそんな感じだったのも確かですし、仕事でどんだけ辛い目にあっても家族の前ではなんて事ないように振舞ってきたのが私でした。下手すると最後の日にその仮面を取ることは許されません。

まぁ、多分失踪を思い留まるならそこがターニングポイントだったんじゃないかなぁと思ってます。

仮面を脱ぐことが出来なかったから実体を残すことが出来なかった。実にファントムでしょう?

寝る前に部屋の中の必要そうなものを車に平静を装い運び込み、部屋の目立たないところに失踪宣言書と呼ばれる書き置きを貼り、布団にくるまりました。これがまともな布団で寝れる最後の機会かぁとも思いましたが、多分そんなことはねぇな、寝たきゃたまにはホテル泊まれやと思うことにしました。

そんなこんなで日は昇り、いよいよ失踪決行日がやって来たのでありました。

団長、仕事辞めて失踪したってよ。

このブログで初めて私を知った方は初めまして、騎空団の団員とかすでに私のことを知っている人はどうも、某騎空団長もやっている男、ムラクモです。

こうしてブログを始めたわけなんですけど、多分私のことを知っている方、特にリアルの付き合いもある人達にとっては初日の記事からして既にファッッッッッ!?!?!?ってなってると思いますから、初めての人も知ってる人もとりあえず説明責任を全うしとこうかなと思います。

とりあえず結論だけ先に書いとくと、職場に退職届け叩き込んで、家族や職場からは完全に行方をくらましました。所謂失踪ですね。

なんかもうその結論だけでお腹いっぱいって言うか、何がなんだかってなる人多いと思います。俺だって人にいきなりこんな話されたらビビりますもん。

じゃあなんでそうなったかって話なんですけどね、別に務めてた会社は極めてブラックって訳でもなかったです。精々ちょいブラック味が出て来たなぁって働いて数年で思ったくらい。入った当初はともかく、数年して責任が増えてくるに連れてちょっとずつ「あれ、ここはおかしくねーか?」って思う程度です。多分他のブラック企業に耐えかねて失踪ばっくれキメた方に話したら「なんだその企業まともじゃん!?」って言うと思います。
じゃあ何が私をここまで追い詰めたかというと、どちらかと言えば外圧に近いところがあります。仕事内容よりも人との折り合いがあまりにも悪すぎたってとこですね。
特定とかされると面倒なんでフェイク交えますが、とにかく納品先と現場の人間が高圧的でたまらん業界なわけです。これはもう会社がどう、どこそこの人だからどうとかいう次元じゃないです。何年か勤務してて漏れなくそんな感じだったんで、業界からして気の弱い人間は卒倒するようなとこでした。
私もそんなに気の強い人間ではないのですが、業界に合わせて強気にやってかなきゃいけないとこも多く、場合によっては私が目下の人間に上司と揃って強めに当たった結果そいつが辞めちゃったって事もありました。(まぁその件も原因は?って聞かれるとそいつがほぼ悪いんですけどこれ言い出すとキリないんでやめます)

で、会社の中も外も多少のミスも許さず互いが互いを意味わからんくらい叱責する。妥協も許されずただ上位の定めた納期だけを気にする。正直言って殺伐としてましたね。見かけ昼に仲良く飯食って笑ってるような中でもミスがあれば寛容はないってくらいの修羅が多かったですもん。
で、そんな中でなるべく合わせてたと言っても私は本質的には甘ちゃんよりなので結構人のミスは許して、なるべく取り返せるように調節してたわけです。
はい、普段の仕事に加えてそういうこと頻繁にやってたらパンクしました(笑)
しかも、他の人間の怒りの矛先が変わるんですよ。ミスした本人よりも、それを許しちゃった私の方に。
かくして少なくない頻度で人のミスの尻拭いをしながらそのミスを何故か自分が叱責される状況、そんな状況だと自分もミスをし始めるのでそれで更に倍、精神的に肉体的にクタクタになってきたところに勤続年数が程よく伸びてきたからと増やされる仕事で更に倍、更に更に目下のメーカーや人間も俺が許してることでコイツは多少ミスったり間に合わなくても調節してくれるぞ!って思ってんじゃねーだろーな?ってくらいここ数ヶ月で担当内のミスが増えて、合計で俺の処理能力を遥かに上回る1200万仕事パワーだァー!ってなったわけです。

医者にかかった訳じゃない自己診断ですが、少しパニック障害的な予兆出てた気がします。仕事に出ようとすると動機が激しくなったり、一気に肩が凝って頭痛が出たり、時には吐き気がしたり。
「やばいな」と思ったのは大体今月に入ってからのことでした。

で、一応「仕事やめてえなぁ」とぼちぼち思ってきたので親に相談はしました。「2ヶ月くらい目処に仕事次見つけるからなんとか辞めていい?」って
まぁ確かに次の就職先探すのは辞める前からやるべきとかあったのでしょう。実際カードの返済とかもあるので不安がないでもないのですが、それでも今の貯蓄とか鑑みれば遊ばなきゃ1月2月はとりあえず返済も滞らない。その間になるべくマシな仕事必死に見つければ良いわけで、別にニート期間作ろうとかは思ってなかったのですが、相談した結果は「お前に次の就職先が見つかるわけないから却下」でした。
えぇ〜?ほんとにござるかぁ〜?(謎の自信)
というのはさておいて、正論かも知れないけどその正論にホイホイ頷いてたらこっちが保たねーんだよぉ!相談してるときちょっと涙出たんだぞこっちは!?と思いつつも、家では基本的に良い子な私、まぁ耐えられるだけ耐えつつ仕事の合間に転職先探すのは無駄にゃならんか…と思ってました。それがある意味致命的だったかもしれないです。

そんなこんなで仕事をしながら転職とかの事まで考え始めた私。お分かりでしょうか、解決策を講じるつもりで、実は自分から「転職活動」というタスクを、パンクしきった処理能力の上に無造作に積み上げたのです!
そこからは早かったです。仕事をしていて、不意に頭が真っ白になることが増えました、多分フリーズしたんだと思います。普段徹底していたメモを取る能力が何故か落ちました、多分「メモを取る」というタスクすら受け付けず他の仕事を優先せざるを得なかったんだと思います。
結果として、ミスが増えました。
現場先に怒られ、会社に戻ってまぁ怒られ。
トドメに同じくタスクまみれで死に掛けてた管理職のおっさんが倒れて入院。
それ聞いた瞬間でした。「逃げよう」という声が脳裏に走ったのは。
どう考えても今の時期普通に退職申請しても後任がいないとか、そもそも自分しかやれてなかった分類の仕事をやる人が居なくなるとかで認めてもらえないと思いました。
しかも、それだけの仕事に耐えたところで残業代付かないのです。正確にはボーナスにちょっと色が付けられてましたが、提出してた勤怠時間に比べれば雀の涙、はっきり言って割に合わねーなぁとは普段から思ってた節がありました。

かと言って、退職届叩き付けてはい辞めた!ってやったら何が待ってるかなんて一目瞭然、しかも家族も離職に反対してる上、会社も実家と絶妙に近いので殴り込みすら有り得る…

そこまで考えてから結論を出すまでに大体1週間掛かりましたね。毎日一回は思い詰めすぎてゲロ吐いてたと思います。日曜日に友達と遊びましたが、多分気付かれてなかったと思います。トイレ行くつって最後解散しましたが、ぶっちゃけ帰り道のコンビニのトイレで出たのは大ではなく反吐です。嘘付いてごめんね。万一えづいてるの聞かれたら心配かけるかなって咄嗟に判断したんだ。

というわけで、いよいよ考えた末に私は不名誉なる逃走を決意したわけです。

〜次回へ続く〜